日本でも珍しい陸繋砂州(トンボロ)の志賀島(しかのしま)
海、歴史、グルメなど見所満載!福岡~箱崎~志賀島コース
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※1km=5分、時速12kmでの計算です
●福チャリin冷泉荘
| 2km、10分
●東公園(十日恵比寿神社、亀山上皇像、元寇資料館)
| 1.5km、8分
●筥崎宮
| 1km、5分
●福岡モスク
| 1km、5分
●九州大学箱崎キャンパス
| 1km、5分
●名島橋
| 2km、10分
●ネクサスワールド
| 2.5km、13分
●ぐりんぐりん
| 3km、15分
●雁ノ巣球場
| 5km、25分
●海ノ中道マリンワールド
| 6km、30分
●志賀海神社
| 2km、10分
●金印公園
| 1km、5分
●蒙古塚
| 2.5km、13分
●志賀島フェリー乗り場
| 5km、25分
●西戸崎フェリー乗り場
| 7km、15分(フェリー利用)
●博多港フェリー乗り場(ベイサイドプレイス)
福チャリ—>筥崎宮まで 約3.5km、18分
福チャリ—>ネクサスワールドまで 約8.5km、43分
福チャリ—>海ノ中道マリンワールドまで 約19km、1時間35分
福チャリ—>志賀海神社まで 約25km、2時間5分
※
上記時間は直接向かった場合の参考走行時間です。
各ポイントでの見学時間は含んでおりませんのでご注意下さい。
>> 志賀島フェリー時刻表
より大きな地図で 志賀島サイクリングコース を表示
道の両サイドが海という全国でも珍しい陸繋島の「志賀島(しかのしま)」は、福岡に来たら是非自転車で訪れたいところです。シーサイドサイクリングを存分に楽しめますし、志賀島名物「サザエ丼」など海産物も美味しい。また、志賀島までの途中にも史跡、文化施設、建築物など盛りだくさん。自転車、サイクリングならではの機動性を生かして思う存分見てしまいましょう!
志賀島まで行って疲れたら、帰りは一気にフェリーで博多まで帰ってこれるので同時に船旅も味わえてしまいます。フェリーに自転車も載せられます。
福チャリから志賀島まで自転車で約25km。ノンストップならおよそ時間にして1時間40分の距離なので自転車でもそれほど遠くは感じません。
市民の憩い東公園
福岡県庁の向かい側にある東公園は、平日の昼休みともなるとランチを取ったりジョギングしたりする姿が見られるなど市民の憩いの場になっています。その東公園の入口付近には十日恵比須神社があります。

神社の始まりは、1591年にこの辺りの海岸に打ち上げられていた恵比須さまの像を拾い上げたところからのようです。恵比須神は七福神の一つで商売繁盛の神様で有名ですね。

1月の正月にはとても有名な十日恵比須祭りが開催され、10日の大祭には博多芸妓の「徒歩参り」などでたくさんの人出となります。普段はあまり見れない光景ですね。

十日恵比須神社から東公園になります。
新緑の季節には緑がたくさんでとても気持ちいいーです。

東公園の中央には、ひときわ目を引く亀山上皇像があります。
亀山上皇は元軍(モンゴル軍)来襲の際、伊勢神宮に敵国の降伏を祈願されました。このことを記念して、福岡県警察署長だった湯地丈雄氏が1904年にこの銅像を建立されました。どうしてこの地に、この時代に建てられたのか、考えてみたくなりました。
東公園には元寇に関するものがもう一つ立てられています。日蓮聖人像です。高さ10.55メートルと結構大きく、台座にはレリーフが設置されています。1260年に「立正安国論」を記した日蓮聖人はいち早く元軍の来襲を警告したとも言われています。

この日蓮聖人像の入り口には「元寇資料館」があります。文永の役(1274年)、弘安の役(1281年)の2回に及ぶ元寇、蒙古襲来に関する武具、矢田一嘯作の元寇絵などが展示されています。
元軍の船の数ってどれくらい?
文永の役が900隻(3万人)、弘安の役が4,000隻(14万人)と言われていますが、どれだけのものでしょうか。元寇資料館内に船の数をプロットした地形模型があって、無数に渡る船の数を見てびっくりしてしまいました。こんなにすごいんだ、、
きっと当時の博多湾や松浦、鷹島には海上にびっしりとおびただしい数の元の軍船が浮かんでいたに違いないですね。この模型、元寇のイメージを持つにはとてもいいものだと思います。
でもこの元寇資料館、もっと資料を集めて最新のものにしてきれいにして充実した元寇資料館になって欲しいと切に願います、、
元寇資料館 土日祝日以外の平日は要予約になります。電話092-651-1259

東公園から博多女子高に向かう途中に、キリン+像さん?のオブジェがあります。これは昭和初期にこの地にあった動物園の正門だそうです。動物園は戦争中に空襲の可能性が高まったので閉園したそうです。
秀吉、千利休もやって来た筥崎宮
さあ、筥崎宮に向かいましょう。

と、筥崎宮のすぐ手前に「ナガタパン」があります。
レトロな雰囲気のパン屋さんです。くるみパンをいつも買ってしまいます、、

筥崎宮は923年の創建で、武士の神様、応神天皇(八幡神)を主祭神とする日本三大八幡宮の一つです。(他に宇佐、石清水八幡宮)
1274年の蒙古襲来で箱崎周辺は激戦地となり筥崎宮は焼失。社殿の再興、そして再度の来襲に備え、東公園の銅像にもなっている亀山上皇が「敵国降伏」をしたため、扁額として納めらているのが写真の楼門(日本三大楼門)です。
筥崎宮は鎌倉時代の頃には日宋貿易の一大中心地で、付近には大唐街なる中華街でにぎわっていたとか。また、戦国後には九州平定を目指す豊臣秀吉が筥崎宮に陣を張り、千利休らと何度も茶会を開いていたなど、筥崎宮は歴史上とても重要なところなんです。

境内にある蒙古軍の碇に使われた「碇石」があります。他にも触ると運が湧き出るという湧出石、ソフトバンクホークス、アビスパ福岡などスポーツチームによる必勝絵馬(勝負の神様でもあるので在福チームは詣でる)などがあります。
国際色豊かなまち箱崎

JR箱崎駅の近くにはイスラム教のモスクがあります。
アンヌールイスラーム文化センター福岡マスジドが正式名称で通称福岡モスクと呼ばれていて、九州大学の留学生たちが中心になって作られました。とても優しいスタッフの方がいて、モスクの中などを見学させてもらえます。詳しくはホームページを。
アンヌールイスラーム文化センター福岡マスジド
http://www.fukuokamasjid.org/japanese/

福岡モスクからすぐの距離に九州大学箱崎キャンパスがあります。理系・文系キャンパスがありますが、糸島半島に出来た新しい伊都キャンパスへの全面移転(2019年まで)が決まっていて、以前のようなたくさんの学生達の姿が見られなくなり寂しいですね、、個人的には大学、学校は町の中にあって欲しいです。

キャンパス内には貴重な建築物が多いですね。これは航空工学科の建物で、空港の管制塔をイメージしているようです。黒く塗られているのは戦時中、空襲からのがれるためだったようです。こういった建物はこれからも残っていって欲しいですね。

中央図書館前には「ナビさん」というお店があります。イスラム教徒向けのハラル料理(アルコールや豚肉を一切使わない料理)を販売していますが、これがとても美味しい。日本人や他の留学生にも大変人気のあるお店です。チキンドナ丼、シャワルマ丼、日替わりカレーがおすすめです!

九大箱崎キャンパスを出て国道3号線を北上すると「名島橋」があります。橋脚の左側手前に案内板があるので読んでみると、この辺りには「名島城」、「名島火力発電所」、「名島飛行場」があったようです。
そして何よりもこの「名島橋」。昭和8年(1933年)に完成した7連アーチの御影石で覆われたとても重厚な感じのする橋ですが、長さ204m、幅24mの大きさは、完成当時としてはとんでもない大きさだったそうです。
これほどまでの橋を作ったのは何故なのか?名島橋の謎として4つの説があるようです。
福岡国道事務所「名島橋の謎」
http://www.qsr.mlit.go.jp/fukkoku/najima/mystery/index.html
名島橋を渡って、国道3号線を北上。千早付近にある「車検場入口交差点」を左に曲がると何やらかわいい建築物が見えてきます。
世界の建築家・夢の競演「ネクサスワールド」

ネクサスワールド/マーク・マック棟(1991年)
この一画には「ネクサスワールド」という国内外の有名建築家6名の夢の競演による集合住宅が建てられています。コーディネーターは磯崎新氏で、参加した建築家は次の通りそうそうたる顔ぶれ。(北の建築から順に)オスカー・トゥスケ(Oscar Tusquets)、
クリスチャン・ド・ポルザンパルク(Christian de Portzamparc)、
石山修武(Osamu Ishiyama)、マーク・マック(Mark Mack)、
レム・コールハース(Rem Koolhaas)、
スティーヴン・ホール(Steven Hall)。
このネクサスワールドに似た「シーサイドももち」が福岡市早良区のももちエリアにあります。
http://blog.fukuchari.com/seaside/momochi.html

ネクサスワールド/オスカー・トゥスケ棟(1991年)
トゥスケはこのネクサスワールドのプロジェクトが環境としては欧州的にはよくない、と考えていたとのことで、結果、西欧の古典的建築になったようです。私には両手を広げた人の形に見えました、、

ネクサスワールド/レム・コールハース棟(1991年)
ぶつぶつの羊羹みたいなのが乗っかってます。が、ここネクサスワールドで最も人気がある建物で、それも建築に関わっている人の多くが影響を受けているオランダの建築家の日本で唯一の作品だからです。
地上からは分かりませんが、上から見ると・・・ほとんど窓です。。
http://www.est-co.jp/nexus/index.html
(参考)
レム・コールハース*南條史生
今、なぜ〈メタボリズム〉なのか?
http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2011/10/why_metabolism_now.html
ネクサスワールドを過ぎて都市高速道路の高架をくぐってイオンモールの北側の入江沿いの道を北西に進みましょう。

目の前には大きなアイランドタワーマンションがそびえています。しばらく走ると小さな池があるアイランドシティ中央公園があります。

この公園には半分丘、半分建物のような建築物「ぐりんぐりん」があります。世界的に有名な建築家・
伊東豊雄氏の作品で施工図面は数万枚に及ぶほど複雑な作りだったようです。
海に囲まれた道「海の中道」

「海の中道大橋」は車道の交通量が多いので、安全のため右側だけにある歩道を走りましょう。

海の中道大橋を渡って坂を下ると左側にスポーツ施設「雁の巣レクリエーションセンター公園」が見えてきます。その中にある雁の巣球場はソフトバンクホークス2軍の本拠地で、試合があれば無料で見ることができます。

ブルペンもこんな感じ。

4km近い一本道を行くーーー

左側にThe LUIGANSや水族館が見えてきます。

西戸崎、大岳を経て、ついに両サイドが海の道にやってきました!最高に気持いい!砂浜に座りこんで小休止しましょう。
ただ、車道は狭く、また砂浜が近くにあるため所々砂が道路(車道、歩道とも)を覆っている場合がありますので走行には十分注意して下さい!
さざえ丼を食べたい!

志賀島に上陸(志賀島橋で陸づたいに行けたわけですが、、)するとすぐ右手に鳥居が見えてきます。志賀海神社の鳥居です。鳥居から続く参道の突き当りには志賀海(しかうみ)神社があります。

志賀海神社は、表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)、仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の綿津見三神を祀る海の神様です。
創建は明らかではないですが、2~4世紀に底津綿津見神を祀る表津宮が島内勝山に遷座され、あわせて仲津綿津見神、表津綿津見神も奉仕されていたと伝えられています。豊臣秀吉、大内義隆、小早川隆景、小早川秀秋、黒田長政なども寄進しています。

鹿角堂
神功皇后が対馬でされた鹿狩りの角を奉納されたことが起源のようです。中にはぎっしりと鹿の角が入っていて1万本以上もあるとか。見たらちょっとびっくりします。

亀石のある所からは海が一望できます。

参道には「中西食堂」があります。おばちゃん達がアットホームで迎えてくれる何やら懐かしいお店です。

志賀島名物「さざえ丼」を是非食べましょう。お値段600円!志賀島周辺ではさざえがたくさん取れるようです。曙丼は2倍の量。元横綱曙がここのさざえ丼が大好きでよく食べていたからこのメニューが出来たとのことです。
中西食堂
住所:福岡県福岡市東区志賀島583-7
TEL:092-603-6546
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜
腹ごしらえがすんだら再び鳥居まで出て、右折して海沿いを走りましょう。右手に金印公園が見えてきます。

金印公園は、小学校の頃に教科書に出てきたあの国宝・金印が発見された場所です。「漢委奴国王」と記された金印ですが、何故ここ志賀島で発見されたかはいまだに分かっていません。
また、ここ金印公園から博多湾越しに福岡市内の福岡タワー、ヤフードームなどがきれいに見渡せます。

金印公園を更に進むと「蒙古塚」(蒙古軍供養塔)があります。元寇の際の激戦地とされて、昔は首切塚とも言われていたそうです。
この先、志賀島をぐるり1周するには距離にしておよそ10km、時間にして40分くらいです。途中には志賀島温泉がある休暇村志賀島や、志賀島の山の上には絶景スポット潮見公園があります。

志賀島温泉「金印の湯」がある休暇村志賀島
志賀島温泉には露天風呂もあります。が、時間、定休日に注意して下さい!
http://www.qkamura.or.jp/shikano/hotspa/
・営業時間: 11:00~15:00(最終受付14:00)
・定休日: 毎月第3火曜日
・料金: 大人500円

潮見公園への案内標識
潮見公園へは、「休暇村志賀島」から600mほどの所にある交差点を右に曲がります。写真の案内標識があるので見落とさないように注意して下さい。
ここから潮見公園まではおよそ2.5km、タフな登り坂が続きます。道も狭いので車には注意しながら走行して下さい。

潮見公園の展望台

潮見公園からの眺め
潮見公園の展望台からは、さっき走って来た海の中道や、その向こうには福岡タワー、ヤフードームなどの福岡市街が一望できます!自転車で上り坂を苦労して登ってきた甲斐がありました!
ここからは志賀海神社の脇道まで下り坂が続きます。
急な下り坂で道も狭く死角も多いので、くれぐれもスピードを出し過ぎず、安全運転で走行して下さい。

ちなみに志賀島の東側はこのような険しい山肌を見ることが出来ます。

帰りは一気にフェリーで福岡市内まで戻りましょう。船旅も味わえて旅情をかきたててくれます。フェリーは志賀島、大岳(おおたけ)、西戸崎(さいとざき)から出ていますが、運行時間はおおよそ1時間に1本なので時間に余裕があるようでしたら料金の節約も兼ねて西戸崎乗り場まで行ってしまいましょう。志賀島乗り場~西戸崎乗り場まで5km足らず、20分くらいです。

フェリー料金&所要時間:
・志賀島-博多:大人650円、33分
・大岳-博多:大人520円、25分
・西戸崎-博多:大人430円、15分
・これとは別に自転車料金は一律420円(片道)
フェリー時刻表/問合せ先:
福岡市港湾局総務部客船事務所
Tel(092)291-1085

風が心地よい~向こうには福岡タワーなどが見えます~

フェリー到着場所はベイサイドプレイス博多。近くにある博多ポートタワーは地上70mで入場無料。年中無休で10:00~22:00までなので夜景も眺められます。

この博多ポートタワーの横には、温泉「波葉の湯」があります。大人700円、朝9:00~夜1:00、年中無休(施設点検日は除く)。温泉にゆったりつかって志賀島サイクリングを締めくくりましょう!
詳しくは波葉の湯のホームページまで。
http://www.namiha.jp/
ベイサイドプレイス博多から福チャリまでは約2km、10分程度です。お疲れさまでした!!